A290
はじめに
安全のため走行時には必ずシートベル トを着用してください。また各国の安全規格に従ってベルトの着用義務を果たしてください。
エンジンを始動させる前にまずはドラ イビングポジションの調整を行い、次 に最大限の安全を確保するべく全乗員 のシートベルト位置を調整します。
ドライビングポジションの調節
- シートに深く腰掛けます(コートやジャケットなど脱ぐこと)。必ず、背中が正しい位置になるようにお座りください。
- シートベルトとペダルの位置を調節 します。ペダルを深く踏み込める位置を確認し、それより後方にスライドしないようにしてください。背もたれは、ハンドルを握って肘を軽く曲げた状態を保てる角度に調節します。
- ヘッドレストの位置を調節します。安全効果を高めるため、ヘッドレストと頭部はできるだけ近づけてください;
- シートの高さを調節します。この調節を行うことで、運転中の視界が良好に確保できます。
- ステアリングポジションを調節します。
tip
リアシートベルトが正しく作動するよう、リアベンチシート リアシート: 機能 が定位置に正しくロック定されているか確認します。
warning
シートベルトの調節が正しく行われていなかったり捩れたりしていると、事故などが起こった場合に負傷を最小限に抑えられない危険があります。
シートベルトは 1 人(大人でも子 供でも)につき 1 つご使用くださ い。
妊娠中の方も必ずシートベルトを 着用してください。この場合には、ラップベルトの余分な遊びをなくし下腹部に圧力がかかり過ぎないように注意します。
シートベルトの調節
どの座席のシートベルトについても調整と位置決めを正しく行うには、次のように対応してください。
- シートを調整します(使用可能な場合、シートの位置とシートバック角度)。
- 背もたれに背中が密着するように深く座ります
- 肩ベルト 1 を、首の付け根に限りなく近く、首には触れない位置まで動かし(必要であればシートベルトの高さも調整し)、肩ベルト 1 が肩に当たっているか確認します。
- 腰ベルト 2 が腰骨に当たり、腿の上に平らに配置されるようにします。
シートベルトはできるだけ体に密着するように着用する必要があります。
ロック
ベルトをゆっくりと、勢いをつけずに引き出し、バックル 3 をシートベルトキャッチャー 5 内にロックします(バックル 3 を引っ張ってロックを確認します)。
ベルトが引っかかった場合は、いった んベルトを大きく戻し、再度引き出し てください。
シートベルトがまったく動かない場合は、一定の力をかけ、無理な力はかけぬよう 3 cm ほど引き出します。その後は、少し巻き取ってから再度引き出します。
不具合が直らない場合は、ルノー指定サービス工場にお問い合わせください。
ロック解除方法
ボタン 4 を押すと、シートベルトは慣性リールにより巻き取られます。手を添えてください。
シートベルト非着用警告灯
-
この警告灯は、運転席シートベルト(助手席に乗員が存在する場合は助手席シートベルトも)が着用されていない状態で車両のイグニッションスイッチが ON にされると、センターディスプレイ A 上に表示されます。
フロントシートベルト非着用警告灯
ドア閉後に車両のイグニッションスイッチを ON にすると、図 6 がインストルメントパネル上に約 60 秒間表示されます。この図は、次のことが起こる旅に、各フロントシートベルトの着用状態をドライバーに知らせます。
- 走行中に(車速がゼロ超の状態で)ドアが開いた場合。
- フロントシートベルトが着用された/外された。
図 6 の説明:
- 緑色記号: シートベルト着用状態です。
- 赤色記号: 座席使用者がおりシートベルト未着用の状態です。
- 灰色記号: 座席使用者がいない状態です。
ドア閉後も運転席/助手席のシートベルトが(乗員は存在するにもかかわらず)未着用の場合、車両のイグニッションスイッチを ON にすると
警告灯がセンターディスプレイ上に表示されます。
車速が約 20 km/h未満の状況で、フロントシートにシートベルト未着用の乗員がいると、
警告灯がセンターディスプレイ上に表示されます。
図 6 も表示されます。これは、フロントシートベルトのいずれかが着用または未着用の状態になる度に約 60 秒間表示されます。
車速が約 20 km/hを超えている走行時に、フロントシートベルトのいずれかが非着用状態になると、次のようになります。
- センターディスプレイで
警告灯が点滅します。
と
- 警報音が約120秒間鳴ります。
と
- 図 6 が約 180 秒間表示され、該当シートの記号も赤色表示されます。
フロントシートの乗員がシートベルトを正しく着用しているかについては常に確認してください。また、着用シートベルト数とフロントシートにいる乗員の数は常に一致していなければなりません。
注: 助手席に荷物などが置かれていると、警告灯が作動することがありま す。
リアシートベルト非着用警告灯
ドア閉後に車両のイグニッションスイッチを ON にすると、図 6 がインストルメントパネル上に約 60 秒間表示されます。これにより、各リアシートベルトの固定状態が毎回ドライバーに通知されます。
- 走行中に(車速がゼロ超の状態で)ドアが開いた場合。
- フロントシートベルトが着用された/外された。
図 6 の説明:
- 緑色記号: シートベルト着用状態です。
- 赤色記号: 座席使用者がおりシートベルト未着用の状態です。
- 灰色マーカー: 空席(車両によります)。
車両によっては、ドアが閉まり、イグニッションスイッチが ON になってもリアシートにシートベルト非着用の乗員が存在する場合、
警告灯もセンターディスプレイ上で点灯します。
車速が約 20 km/h 未満でリアシートベルト未着用だと、
警告灯がセンターディスプレイ上で点灯します。
画像 6 も表示されます。これは、リアシートベルトのいずれかが着用または未着用の状態になる度に約60秒間表示されます。
約 20 km/h 以上の車速で走行中にリアシートベルトのいずれかが着脱されると、次のようになります。
- センターディスプレイで
警告灯が点滅します。
と
- ビープ音が約 30 秒から 120 秒(長さはモデルにより異なります)にわたって鳴ります。
と
- 図 6 が約 60 秒以上(車両によっては約 180 秒間)表示され、該当シートの記号が赤色表示されます。
後部座席のシートベルトが正しく締められ、また示されているシートベルトの数とリアシートに座っている乗員の数が一致する必要があります。
注: いずれかのリアシートに荷物などがあると、警告灯が作動することがあります。